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店の事務所らしきところまで連れて行かれた俺は、椅子に座るように指示される。



「はぁ・・・」


ため息。

受験生なのに・・・

こんなこと学校にバレたら・・・



後先考えずにしてしまった自分の行動にものすごく後悔した。



店員の男は俺をじっと見ている。

よく見ると男はなかなか凛々しい顔立ちをしている。

メガネの奥から見える少しきつめの目。


あっ・・・

生徒会長系？

メガネ萌え～！


なんて・・・
ついつい考えてしまう俺。



「ねぇ、君さ・・・
ニヤニヤしてるけど、自分の立場わかってる？」

「へっ・・？あ、はぁ・・・
すみません・・・」



「とりあえず、盗ったものだして。」


「はい・・・」


俺はカバンの中から
盗んだＤＶＤを取り出すと机の上に置いた。



「名前と学校教えて。」


「あっ・・・学校には・・・
黙っててください・・
こんなのバレたら・・俺・・・。」