無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「万引き初めて？」


「・・はい・・・。」


店員は俺が万引きしていたＤＶＤをじっと見ながら、フッと笑った。


「男のくせにこんなの見るの？
君、ホモ？」


「ちっ・・・違います！
お、俺、ちゃんと女の子好きだし。
彼女も、いるし。」


「へ～、じゃあ興味本意ってやつ？」


「はぁ・・・まぁ・・・
確かに興味本意かな。
実際男同士のセックスなんて痛いだけだろうし。」




ふーんと言いながら店員は俺の前から遠ざかると、ドアの方へ向かった。


カチャ


ん？？


彼はなぜだかドアに鍵をかけ、また俺の方に戻ってくる。




「学校に言われたくない？」

「はい！もちろん。」


俺は強く頷きながらキラキラした目で彼を見る。



「じゃあ、ちょっとお願い聞いてくれたら、今回の事は口外しないよ。」


メガネをクイッと上げながら微笑む彼。



「はい！なんでも聞きます！！
だから学校には・・」


「約束は守るよ。
だから、君もちゃんとお願い聞いてよね？」


「はい！！」



ドンッ


彼は俺の胸ぐらを掴むと、俺たちの間にある机をトンと叩いた。



殴られる！！！

一瞬にしてそう思った俺はギュッと目を瞑った。




ぬりゅ・・・



「んっ？？ふんっンン！！？？」


まさかの事態に俺は固まる。




唇が・・・

舌が・・・入って・・・



彼は嫌がる俺の唇を強引にこじ開け、舌をすべり込ませると
ニュルニュルと俺の口内で動かし始めた。


俺は手を突っぱねて抵抗するが体格の差からかビクともしない。


後頭部を大きな手で包まれ、引き寄せられる。
彼の舌は俺の舌を見つけると、激しく吸い付いた。


「んっ・・・ふ・・・・あ」




なに・・・今の声・・・
俺の・・・声？




ようやく唇を解放されると俺は床に這いつくばった。