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「なにっするんですか！？」



「何って・・・
お願い事聞いてもらってるだけだけど・・・
何か問題でも？？」


「こんなの・・・」



「とりあず、黙って・・・」


ちゅっ
クチュクチュ・・・


再び唇を重ねられ口内を犯される。


彼は俺の股間へと手を伸ばし
こともあろうかズボンの上から俺のモノを握る。



「はぁ・・・
男でも結構興奮するね・・・。」


「やっ！！さわんなっ・・・！」



「はっ・・・
ちょっと勃ってるけど？」


「う・・・そ・・・」


なんで？？
俺、マジでホモじゃない！！




ドカッ

思わず俺は彼を蹴り飛ばしていた。
俺が蹴ったのはどうやら顔だったらしく、彼は顔面を押さえ込んで



「痛っ・・・」


「あっ・・すみませ・・・」


その瞬間、彼の顔が

変わった。


ユラユラと立ち上がった彼の顔は

まるで別人のように怖い顔だった。

口の中を切ったのか、唇には少し血がついていた。



「お前・・・
抵抗すんの？？」


さっきまでとは口調までもが変わっている彼を見て、俺は恐ろしさで固まってしまう。



「あっ・・・いや・・・
そういうわけじゃなくて・・・」



「次抵抗したら警察につき出すぞ！」


「ご・・めんなさい。」


彼は床に落ちてしまったメガネを拾うとまた俺の近くに寄ってくる。




「蹴ったことは許してやるよ。
キスしろよ・・・。」


「へっ？」


「早く」


「はい・・・」


俺はたどたどしくも唇を重ねる。
彼の口の中は血の味が充満していた。