ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・
第15章 ホラー研究会『隆明』の場合・・・
「先輩・・・榊先輩!!」
「ん?なに?」
「新しいホラーのDVD手に入れたんですよ!
良かったら一緒に見ませんか?」
「あ~、でも今日はサークルない日だから・・・部屋の鍵あかないけど?」
「あっ、そうでしたっけ・・・?
じゃあ、おれんちで見ませんか?
俺一人暮らしだから、親とかに気兼ねなく大音量で見れるし!!
お酒でも飲みながらゆっくり見ましょうよ!」
「あ、あぁ・・・
わかった。いいよ。」
なぜ、誘いに乗ってしまったのだろうか?
今思えば不思議だった。
学校が終わったあと、ふたりで酒とつまみを買い込んで虎のアパートに向かう。
8畳のシンプルな室内に入り込み、ベットにもたれかかりながらテレビの方向に向き座る。
意外に綺麗にしてんだ・・・
そんなことを思いながらビールを手にかけ、蓋をあける。
プシャー!!!!!!!
「あっ・・なっ!!!!!!」
勢いよく吹き出す泡に隆明は驚きを隠せない。
「せんぱ・・・!!
大丈夫ですか??」
「あぁ・・・・ごめん・・・
床よごれた・・・」
「床・・・?全然大丈夫ですよ。
それより、服びしょびしょじゃないですか!!
あ~あ、髪の毛まで・・・
今適当に服出すんで、
とりあえずシャワー使ってください!
ビール綺麗に流してくださいね!」
虎は慌ててタンスの中をあさりだす。
隆明は床を汚したことを申し訳ないと思いながらもシャワーを浴びに行く。
シャー・・・・・・
軽く全身のビールを洗い落としシャンプーをする。
あっ・・・このシャンプーいい匂い・・・
虎の・・・・匂い・・・
はじめてあったときから、惹かれていた。
まるで恋をするように・・・
虎がそばにいるとドキドキして
心臓が壊れそうになる。
わかっていたのに・・・
なんで俺は・・・
のこのこついて来て・・・
虎にその気がないのはわかってる。
あいつは俺の事、ただの先輩としてしか見ていない。
それが
辛い・・・