
ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・
第15章 ホラー研究会『隆明』の場合・・・
「あっ・・・虎!!!!
これスプラッター映画じゃないかよ!!!
エグ過ぎ・・・止めろ!!」
「え~、一応ホラー映画なんだからこういうシーンは多少ありますよ・・・」
「多少じゃない!!
天井まで血飛び散って、あ、あいつ、内蔵とりだしてんじゃん!!!!!!!」
「もう・・・先輩わがまま・・・
じゃあ・・・・
こうしたら怖くないでしょ?」
キュッ・・・
左手に感じるぬくもり・・・
虎が手を握っていた・・・
隆明の鼓動が再び高鳴る。
「虎・・・こんなことしても・・・
変わらないから・・・
離せ・・・
怖いもんは・・・怖い。」
一刻も早く手を離して・・・
俺の気持ちが・・・伝わってしまう。
勘違いしてしまう・・・
「え~??
じゃあ・・・これで・・・
ヨイショっと・・・」
「へ?」
隆明は状況が飲み込めずにいた。
すっぽりと
後ろから抱きしめられている・・・
虎の息が
耳にあたる・・・
「これで怖くないでしょ?
先輩、子供みたいなんだから。」
「ちょっと・・・待て・・・」
「先輩、もう黙って・・・
映画に集中してください。」
ジタバタする間もなく、虎に牽制をかけられてしまう。
テレビの中ではエグいシーンが続いていて・・・
俺は思わず虎の腕を握った。
