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俺は前戯もそこそこに虎のモノを掴むと、自分の入口へと誘い込んだ。


「虎・・・・」




「先輩・・・ちょ・・・まっ」




ぬちゅ・・・

虎の言葉を遮るようにして隆明は行為を続ける。

アナルの入口を虎のモノで擦る。

それだけでも感じてしまう。


チュプッ・・・ぬりゅ


虎のカリの部分を静かに埋め込む。

「うっ・・・は」


虎が小さく呻く。


虎の熱をナカで感じる。
熱くて硬く勃起したもの・・・


隆明は一気に腰を沈めた。


じゅぶっ！！！！！




「んはぁぁぁぁぁ！！！」


隆明はその瞬間に背をそらしながら達した。
びゅるっと勢いよく放たれた白濁は虎の腹を汚した。


あまりの突然の射精に虎はビックリしたように隆明の顔を見つめている。


「せんぱ・・・い・・・
たまってたんですか・・・？」


はぁはぁと息を乱しながらも、
隆明は平静を装う。


「そうだよ・・・
セフレとも・・・切れたばっかりだったから・・・
たまってたんだよ・・・」


まるで、こんなことをすることは当たり前だとも言うような顔で隆明は虎を見た。



だから―――

俺の気持ちに・・・気づかないで・・・。



もちろん隆明にはセフレなんていた事が無かった。

セックスをする相手はちゃんと好きになって、付き合ってからだった。



だから、こんなことは初めてだった。

今までの自分にはありえない行動に戸惑いながらも隆明は虎を必死に感じる。


自分の身体を支える為に、虎の首に手を回し腰を振る。



「はぁ・・・あっ・・・
虎の・・・でかいな・・・うぁ・・・」




目の前にある、少し頬を赤らめた虎の顔を見ていると
なんだか無性にキスがしたくなってきた。



―――ダメだ。キスなんてしたら―――

自分が抑えられなくなる・・・。



隆明は自分の気持ちに蓋をした。


拒絶されたくない・・・

セックスだけなら・・・

ただの行為だけなら・・・・

お互い、『たまっていただけ』と言い訳できる。

隆明は必死で自分の気持ちを隠し、逃げ道を作った。