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虎の顔が近づく。

一瞬、キスをされるのかと思って目を瞑る隆明。


そんな隆明をよそめに、フフッと笑う虎。


「先輩、キスされると思ったんですか？
大丈夫。しませんよ。
愛がないのにキスなんて・・・。」






―――ズキン―――


―――ズキン―――



まるで心臓をえぐられたようだった。



「先輩・・・脱いでください。
それとも脱がしましょうか？」



「い、いい！自分で・・・脱ぐ。」



隆明は震える手で必死に平静を装いながらシャツのボタンを外していった。

上半身があらわになると急に恥ずかしさが込み上げる。



「シャワー・・・借りる・・・」


そう一言伝えて浴室へ行こうとしたが、虎は腕を押さえつけて、まるで逃がさないというように拘束した。



「痛ッ・・・虎・・・
手離せ・・・」


「シャワーなんていいですよ。
そのままで・・・」



チュッ

チュッ・・・



ついばむように乳首の周りにキスをおとす虎。


「やめろ・・・汗臭いから・・・」


「全然大丈夫ですよ？
むしろなんかいい匂いするし。」




虎が狙いを定めた様に乳首をツンツンと指で押すと、あまりの快楽に隆明は腰を揺らしてしまう。



「ンッ・・・ぁ・・・」


「先輩・・・声ガマンしなくていいですよ？
もっと・・・

聞かせて・・・？」


クリクリと絶え間なく乳首をいじられると、たまらなく感じてしまい、
最初は我慢していた甘い喘ぎ声も小さくではじめる。



ヌリュ・・・
チュパチュパ――――




「あっ！ば・・・か・・・
そんなに・・・吸うな・・・」


「なんでですか？
すごく・・・感じてるみたいなのに・・・
ねぇ・・・先輩・・・？
先輩って乳首が感じるんですね？
乳首弄るだけで、ギンギンに勃起してますよ？」