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ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・

第15章 ホラー研究会『隆明』の場合・・・




玄関を通され部屋にあがる隆明。


「何か飲みますか?」


「いや・・・服だけもらったら帰る・・・・」



そう言った瞬間だった。


ばさっ!!!!



勢いよく隆明はベッドに突き倒された。



「いって・・・虎!なにするっ!?」



「先輩、俺今欲求不満なんです。
相手・・・
してくれますよね??」



隆明の言葉が終わらないうちに、
虎はベラベラとしゃべりだす。


どこか・・・
いつもの虎とは違っている気がして、隆明はいいようのない不安に襲われる。



「相手って・・・・」


「もちろん、セックスのです。
先輩、俺のチンコ・・・気に入ってくれてたみたいだし・・・
俺も、先輩のアナルに入れたの気持ちよかったし。
先輩・・・
欲求不満になったら相手してやるっていってたし・・・・。」


ね?っと首を傾けながら言う虎。



「何言って・・・
虎・・・正気か?
お前ノンケだろう・・・
き、気持ち悪くないのかよ・・・?」






こんなこと聞かなければ良かった。


そう思った頃には遅かった。




「俺、結構性欲強くて、
穴があったら突っ込みたいお年頃なんですよね?
まぁ・・・ホントは抱くなら女の方がいいですけど・・・

男の方が・・・めんどくさくなくて楽だし・・・」




そう言うと虎はそのまま隆明に覆いかぶさった。






―――めんどくさくなくて楽?―――





なんだよ・・・それ!!!!

俺は・・・





行き場のない気持ち。

好きだとも

言えない臆病な自分。






隆明は必死に笑顔をつくる。
泣きたいのを堪え、ただ笑った。



「な、なんだよ・・・お前。
欲求不満なんだ・・・
い、いいよ・・・やる??」


笑顔でそう言った自分に吐き気がした。



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