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ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・

第17章 双子『響と智』の場合・・・


「もう、泣くなって。
別に、もう嫌いじゃないから。
な?」



こうなってしまえば子供をあやす親の気分だ。
なだめるように頭をさすってやると響は泣きながら俺を見た。


「キス・・してくれたら・・
泣くのやめる・・」


「はぁ??」


「しないなら・・ずっとココで泣く。」




駄々っ子だ。

響が駄々っ子になってしまった。



「わかった。キスな。
すればいいんだな!?」


「そう。」



チュッ

軽く唇が触れる程度のキスをすると、不意に腕を引かれる。
前のめりになりそうになった俺の後頭部を引き寄せ、響は俺にキスをした。


「ん・・・」


深く舌を差し込まれ歯列をなぞられる。
舌を吸われると、俺の口からは、また甘い吐息がもれてしまう。


「好きだ・・智・・」

「ば、バカ・・や、め・・・」



「智からキスしてもらったから、俺また興奮してきた・・・
もっかい・・ヤろ?」


「へ・・・?」



俺は

そのままベッドに押し倒され、

なすがまま

また身体を重ねたわけで・・





2度目のセックスは最初よりも何倍も気持ちよくて、俺はいっぱい感じてエロい声で喘いで・・


響は突き上げるたびに好きだよとささやき・・・
俺はそれさえも感じてしまい。




もう

このまま

堕ちていけばいいんだと

そう思った。









朝になり俺の隣には小さな寝息を立てる兄、響が寝ていて、
昨日までなら嫌だったはずの俺と同じ響の顔も、なんだか愛おしくて。





俺に残ったのは

理解不能な暖かい気持ちと

腰の痛みだけ。






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