ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・
第18章 会社員『仁志』と『水樹』の場合・・・
『快楽クラブへようこそ!
あなたは選ばれました!
12月24日20時
△△△ビル地下1階。』
そんな手紙が届いたのはついこの間のこと。
身に覚えはなかった。
快楽クラブというものがなんなのか、多少は気になったものの俺は気にもとめずにいつも通りの生活を送っていた。
「おはようございます!水樹(ミズキ)さん。」
会社に行くなり笑顔で声をかけてくるこいつは、俺の後輩であり、
恋人の仁志(ヒトシ)だ。
俺がゲイだと気づいたのは高校生の時。
その時は自分でも受け入れきれなかったものだ。
そんな時に相談に乗ってくれていたのが仁志だ。
高校の後輩だった仁志は、自分がゲイだと周りの人間にカミングアウトしていた。
そのせいで壮絶ないじめにもあっていたようで、よく体中に痛々しい傷を負っていた。
「ゲイかもしれない。」
と俺がカミングアウトした時、仁志は朝になるまで話を聞いてくれた。
後輩なのにどこか大人の色香を漂わせている仁志に惚れるのには、そう時間はかからなかった。
それから俺たちは付き合うことになり、数年たった今、同じ職場に勤めている。