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「水樹さん、この間俺の家にこんなもんが届いてたんですけど・・・」

そう言って俺の前に差し出された手紙。



「それ・・うちにも同じの届いてた・・。仁志、心当たりある？」


「いえ、でも・・・」

「でも？」

「快楽クラブってなんか興味あるかも・・・」

「まぁ、確かに。
ちょっと、ってかかなり怪しいけど・・・」

「明日みたいだし、行ってみます？」





特に用事もなく、明日は仁志と家でまったりする予定だった。



「まぁ、暇だし。行ってみるか。」









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次の日、俺と仁志は指定のビルへ向かった。

怖いような、でも、ドキドキするような。





入り口には１人の男が立っていた。


｢招待状はお持ちですか？｣


そうたずねてきた男に俺と仁志は手紙を差し出した。


男は無言のまま、後ろにある大きな扉を開けると、中へといざなった。




不安、緊張、期待、興奮。


色々な感情が渦巻くなか、俺達は扉をくぐった。




バタッーーーー


｢えっ？｣


扉をくぐった瞬間鈍い音が横で鳴った。

横を見ると、目線の先にさっきまでいたはずの仁志がいない。
ふと下を見ると、目を閉じて倒れた仁志の姿。



ーーー何！？ーーー




そう思った瞬間、

俺の口元にあてられた布。

俺はそのまま意識を失った。