ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・
第19章 ツンデレ『涼雅』の場合・・・③すれ違い編
今日の休みは凄く楽しみにしていた。
前から見たかった映画。
勇次と久しぶりのデート。
そんなことで浮かれていた涼雅は、自分の女々しさに驚いていた。
最近会えなかった分、沢山話がしたかった。抱きしめて、キスをして・・・愛しあいたかった。
「はぁ・・・」
大きなため息をついて涼雅はベッドに突っ伏した。
泣きたくなる気持ちを必死で押し殺した。
「もう・・・俺の事・・・
嫌いになったのかな・・・?」
ふとよぎる想い。
最近の勇次の態度は明らかにおかしい。
会うことすら拒んでいるように感じるし、話ししててもそっけない。
避けられることが怖い。
いつからこんなに臆病になってしまったんだろうか?
勇次と付き合いだして、身体を重ねて、愛し合って・・・
涼雅はいつの間にか臆病になっていた。
愛されていた時が長ければ長いほど、いつか捨てられるのではと・・・。
男同士の恋愛。
お互い昔は普通に女と付き合って、普通に女とセックスしていたわけだ。
今の状況に勇次が疑問を感じても仕方ない。
そんな事を考えながら、涼雅はそのまま眠りについた。