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翌日―――――






涼雅は学校の教室にいた。

４時間目の授業も終わり昼休憩が始っていた。



勇次が卒業してしまって、毎日一緒に食べていた弁当は今はクラスの友達と食べるようになっていた。



「なぁ涼雅・・・俺さ・・・
彼女と別れるかも・・・」



大きなため息をつきながら涼雅に話しかけてきたのは、涼雅にとっては最近できたツレの斗真（トウマ）だ。



「なんで？」



「最近さぁ・・・なんかめんどくさくて・・
妙に束縛するし。」


「マジで？」


「なんかさ、もう冷めてきちゃって。最初はすげぇ好きで毎日ヤっても飽きなかったのに、最近はすんのもめんどくせぇつーか。」




一瞬ビクリとしてしまった。
まさに今自分が陥っている状況と似ていたから。


もしかして勇次もそう思ってんのかも・・・

冷めてる？

めんどくさいって思ってる？



考えると怖くなった。



「この間なんて・・・えっち拒んだら逆ギレされてビンタだぜ？」



「なぁ・・・やっぱりさ、嫌いになると避けるもん？」


「そりゃそうだろ～！」


「じゃあ、斗真はなんで別れ話しないんだよ。はっきり言えばいいじゃん。」


「それがさぁ、あいつすぐ泣くしさ～、自然消滅した方が俺的に楽っつーかなんつーか。」






自然消滅？？


もしかして・・・


勇次も・・・・





だめだ・・・泣きたくなってきた。