ドエロイBL集!色んな所でやっちゃって・・・・
第19章 ツンデレ『涼雅』の場合・・・③すれ違い編
何時間そうしていたんだろうか。
いつの間にか夜の10時が回っていた。
「涼雅・・・大丈夫?」
「ん・・・ねむ・・・・」
いつの間にか眠ってしまっていた涼雅は勇次に揺り起こされた。
「泊まる?」
「ん・・・泊まる・・・」
「じゃあ、涼雅んちに言ってくるな。待ってて。」
「ん・・・」
幸せ・・・・。
素直になるとこんなに幸せなんだ。
重い腰も、火照った身体も・・・
全部勇次に愛されたあとだと思えば、涼雅の顔はにやけてしまう。
ガチャ―――――
扉があく音に俺は顔も向けず言葉を発した。
「おふくろいた?」
「ねぇ、君、勇次君の恋人?」
「へ?」
後ろから発せられた言葉は明らかに勇次のものでは無かった。
「だ、だれ・・・?」
慌てて後ろを振り向くと、ソコにはあの女が立っていた。
勇次の・・・
新しいねぇちゃん?
「ねぇねぇ!勇次君の恋人なんでしょ?」
「え・・・別に・・・そんなんじゃ・・・」