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『無題』(今現在は)

第2章 ~夜の仕事~

その味に惚れ

雇ってもらえないか

和服姿の女性に頼み

カウンターボーイとして

働く事となった

亡き奥さんが

まるで引き合わせたかの様に

「その事なんだけれど…知り合いに聞いてみたのよ(笑)。」

と言う和服姿の女性

「それは…ここでは出ない…と言う事ですか?」

と聞くカウンターボーイ

「ええ、気持ちは受け取りますよ(笑)。でも…ここでランチタイムを出す事は、したくないの…。」

と言う和服姿の女性に

「臭いとか油とかが心配なら、ちゃんと掃除もしますし…?」

と言うカウンターボーイ

「ううん、そんな事じゃあないのよ…ゴメンなさいね…。」

と言う和服姿の女性

「!…いいえ…。」

と言うカウンターボーイ

あえて理由は聞かなかった

ここに居る子たちを含めて

何かしかの理由がある

そんな裏のある集まり

なのだからと

そう思い聞かない事に

するカウンターボーイ

「それで、さっきの続きなんだけれど(笑)。ここの近くに空き店があるの。どうかしら?そこで試してみない?(笑)」

と言う和服姿の女性

そのやり取りを

カウンターの掃除を

しながら聞く春風春菜

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