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背広を着た男二人は

顧問の先生たちと

何やら話をしていると

春風春菜が呼ばれる

校長先生と担任の先生も

いた事で

ただ事ではないと

春風春菜自身も

感じ取った

背広を着た男二人は

刑事だと分かり話を聞くと

春風春菜は呆然と立ち尽くす

何事かと帰らない

部活の生徒と

その家族

担任の先生が

春風春菜の名前を

何度も言うと

我に戻る春風春菜

付き添いとして

担任の先生も春風春菜と共に

警察署へ行く事に

警察署内の地下一階に

霊安室があり

そこに春風春菜の両親と妹が

眠っていた

三人の顔を確認する

春風春菜と担任の先生

間違いないか春風春菜に

聞こうとした二人の刑事だが

春風春菜は泣き崩れる

訳でもなく

三人をただ

見つめて立ち尽くしていた

担任の先生が間違いない事を

二人の刑事に春風春菜の

代わりに言う

その後は

警察と担任の先生たちとで

春風春菜の親戚へ連絡したり

まるで感情を無くした

人形の様になってしまった

春風春菜をケアしたりと

春風春菜自身は覚えて

いないだろう

親戚たちによって通夜

葬式は行われた