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そして

春風春菜の引き取り話へと

親戚たちは自分らの生活で

精一杯

そこに中学生一人を

その上

感情を無くした人形の様な

春風春菜を面倒見る事は

正直

嫌であろう

それを口に出して言う

親戚も居た中

施設話へと

担任の先生が

それを止める権限が無い

自分がとも思うが

親戚たちと同じで

自分の生活で精一杯

結局

春風春菜は施設に入れられた

回想から戻り

驚く池田晶子

「春風に、そんな事があったなんて…でも、あんなに明るくなったと言う事は？！？」

と聞こうとすると

首を横に振る関真里子に

えっ！？と言う顔をする

池田晶子

「その施設が、とんでない所だったの…新聞やテレビでも、ちょっとだけれど、やっていたのよ…。」

と言う関真里子

「？…すみません、忘れてしまって…。」

と答える池田晶子

「そう、そう言うものよね…やがては忘れ去られてしまう…。」

と言う関真里子

「ええ…。」

と再び回想と共に話をする

関真里子

そのとんでない施設に

入れられた春風春菜

優しく声を掛けたり

面倒を見たのは

最初の一週間だけだった