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『無題』(今現在は)

第3章 ~出来ない訪問~

その後の施設の人らの態度が

一変した

優しい口調から厳しい口調へ

時には手や足

そこら辺にある物で

春風春菜の身体を叩く事も

それは春風春菜だけではなく

他の子たちにも行っていた

虐待である

それが春風春菜が

中学三年生になるまで続いた

では何故

新聞やテレビでやったのか?

それは藤原真紀との

出会いによってである

その後

施設の人らは警察へ

施設は閉鎖

虐待は約十年以上前から

行われていた事が分かった

回想から戻り

またしても驚く池田晶子

「違う施設…もしくは親戚の方が春菜を見ていたら…また違う春菜だったかもしれません…。」

と言う池田晶子

「…じゃ…あの明るい春菜は、藤原さんが?」

と聞く池田晶子に

首を横に振る藤原真紀

「春菜には…解離性同一性障害が、あります…。」

と言う藤原真紀の言葉に

驚く池田晶子

「ご両親と妹さんを一辺に亡くしたショックと施設での虐待が原因で生まれたのね…。」

と言う関真里子

「晶子先生が見ている春菜は…本当の春菜じゃないんですよ…。」

と言う藤原真紀の言葉に

驚くも訳が分からない

池田晶子

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