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『無題』(今現在は)

第3章 ~出来ない訪問~

あのドジで

泣き笑いする

夏風夏希たちと楽しそうに

している春風春菜が

本当の春風春菜ではない事に

「…それじゃ…本当の…春風は…?」

と言う池田晶子

「…感情が無いです…喜怒哀楽が顔に出ないんです…。」

と言う藤原真紀の言葉を聞き

信じられない顔をする

池田晶子に

「池田先生も信じられないでしょう?私も、そうでしたもの…春風さんを見るまでは…。」

と言う関真里子

「…本当の…春風に会いたいです…。」

と言う池田晶子に

二人とも顔を見合せる

「会って、どうするつもりで、お考えになられておりますか?池田先生は?」

と聞く藤原真紀

「!…それは、もちろん…私の知らない…春風のご両親と妹さんが生きていた頃の春風に…戻したいです…。」

と言う池田晶子

顔を見合せる二人

「無理だと思います。」

と言う藤原真紀に

「やってみなければ分からないじゃないですか!?私に、やらせて下さい!」

と言う池田晶子に

「池田先生、その感じでは駄目なんですよ…春菜には…。」

と言う藤原真紀に

何が駄目なのか分からない

池田晶子

「何が駄目なんですか?」

と聞く池田晶子

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