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愛憎

第122章 今生きる

真夏の太陽が
レントゲンの様に
あたしの身体をロックオンする
暑い
夏の終わりを告げる
花火
たいした
思い出もないまんま進む
未来
テレビに映る
恐怖映像
共感して鳥肌をたてた


愛してるが続かない昨日
さよならを告げる明日


あなたを捨てようと
手が伸びる携帯に


今日
あなたが
そばに居ないまんま
あたしの
心は離れて逝く


傘も差さずに
街を歩く
外国なら
普通なんだよね
でも
此処は違う


周りに合わせながら
はみ出さない様に歩くあたし達


色は一色じゃないと
いけないなんて


誰が決めたの?
あなたが決めたの?


エロい目で見てくる
剥き出しな恥ずかしい大人を


尊敬なんて
値しない
その汚い口から
吐き出される言葉を



あたしは
信じない
あたしは
その手にのらない


誰かをターゲットにする
心虚しいあなた


周りが居ないと
息も絶え絶え
もがくんだよね
世界を知ったかの様に話す
あんたの

知らない事を
あたしは
知ってるんだよ


回る
回る

ずっと周り続け
同じ事を繰り返す


私達

過ちを白く無理矢理塗りつぶす
大人。。。いや。。子供達

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