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愛憎

第37章 願う

電車に乗り合わせた
君を見ていると
胸が高鳴り
苦しくなるよ


平気なふりして
近くに座るけど
結局何も言い出せないまま
君は降りていく

もう何度もすれ違い
もう何度も同じ車両

揺れるたびに
高鳴る胸は
君にこの思いが届くように
願うだけになった

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