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愛憎

第59章 夏


僕らは
きっと恋に堕ちる

たちきれない赤い糸


僕らの手首を繋ぐ


滴り落ちる昼間の情事に
部屋は甘い声が響く


今度生まれ変わったら
あなたを見つけ出して


二度と放しはしないよと
虚しく時は過ぎる




あなたを知ろうとすればするほど
僕は
あなたを放したくなくなる


暑い夏が終わる頃
僕らの
終わりが近づいてくる…

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