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勇者と3人の仲間の冒険

第2章 隣町―ラフネラ―

―朝―

勇斗「起きろー…起きろー……起きろぉおぉお!」

結衣「うわぁあぁあ!な、なんなのさいきなり…」

勇斗「もう朝だから起こしただけだ」

結衣「ふーん…ねぇねぇ、勇斗はなんか急な用事とかある?」

勇斗「んー、別にないけど?」

結衣「じゃあさー…ラフネラまで一緒に行かない?」

勇斗「一人じゃ怖いからか?」

結衣「う…」

勇斗「図星かよ…まぁ暇だしいいぜ」

結衣「やったぁ♪」

―一時間後―

結衣「ねぇ…」

勇斗「……なんだ」

結衣「ラフネラまでどれくらいで着くって勇斗言ってた?」

勇斗「…小一時間」

結衣「それなのに町なんかどこにも見当たらないんだけど…」

勇斗「お前の足が遅いからじゃないか…はぁ疲れた休む」ドサッ

結衣「勇斗がそうやって休むからでしょうが…」

勇斗「なら置いていっていいぜ」

結衣「…分かったよ…休めばいいんでしょ!休めば!」

―10分後―

結衣「まだぁー…」

勇斗「まだ」

結衣「……」イラッ

勇斗「なんだその顔は」

結衣「もう我慢出来ない!置いてくよ!」

勇斗「おう」

結衣「う…さよなら!」

勇斗「おう」

―3分後―

結衣「きゃあぁあぁあ!やめろー!誰かー!」

勇斗「はぁ…仕方ない、助けに行くか…」ダッダッ

勇斗「結衣―大丈夫かー」

スライム「」プスプス

勇斗「…」

結衣「おー、また会ったな
お前まさか本当は私に嘘をついていて結衣を狙ってたとか…?だとしたら容赦しない」

勇斗「違うっつーの…」

結衣「…本当か?なら良いんだが…」バタッ

勇斗(こいつの存在忘れてた…)

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