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ギガキモス青春白書

第3章 小便オヤジ

阿修羅と別れて1年後。
2つ上の日生哲郎とつきあいはじめた。
初のお泊まりデートで。
哲郎の飲酒の量にドン引きした灰音。
なんでも飲酒運転で免許取り消しになったとか…。
「…飲みすぎじゃね?」
「ふつうじゃふつう!なあなあ。さっき電話かかってきた寧々ちゃんって子に電話して!」
「はぁ?何を話すん?」
「俺が灰音の彼氏じゃけーあいさつしとこうと思って。」
「ふーん。(意味わからんし!)」
「ちょっとかして!」
「あ!勝手にかけんなや!」
「最初でて!!」
その言葉にイラッとする灰音。
文句言おうとしたら寧々が電話に出た。
「はーい?」
「もしもしあのな。」
「うん。」
「ウチの彼氏が話してーって言っとるからちょっとかわるな。」
「うん。(なんで私に用なんだろ。)」
「もしもし寧々ちゃんはじめまして!」
「はじめまして。」
「灰音の彼氏です!」
「はい。」
「寧々ちゃんって木村カエラに似とるなー。」
「似てないけど。(ボブなら誰でもカエラにみえるんか?似てるの髪型だけじゃが!)」
だんだんイライラしてきた寧々。
「えーそうかなー。てかなんかしゃべってや!」
さらにイラつく寧々。冷たく
「何を?」
と 言う。
「もー話にならん!もっと心ひらいてや!灰音もいまだに心ひらいてねー感じだしー。俺どうしたら…って切れとるし!切りやがったな!!」
「寧々ちゃんとこ電波悪いから。切ったりなんかせんよ。(たぶんウザくなって切ったんだろーなー。)」

灰音の予想は当たった。寧々はかなりのご立腹。
「なんなんあのジジーは!!何様のつもりなん!!(あの男をさっさと捨ててほしいわ!!)」

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