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ギガキモス青春白書

第5章 ヒゲと不愉快な仲間たち

イライラしたまま帰る時間がきた。
茶屋町駅まで勇が送ってくれ、見知らぬ女が勇につめよってきた。
「温水勇!ウチからかりた5万返せや!!」
「5万…?」
と 不審者をみるような目で勇をみる灰音。
「ひいっ!あああああみぃー!な、なんのことだよ!!」
「とぼけんな!!さっさと金返せゆうとんや!持っとんちゃうんかい!?あ!?」
と 勇をむりやり押し倒し触りまわす。
「おい!やめーや!あぁん(〃▽〃)」
感じてる勇にイラっとした灰音。だが助ける気にもならない。
「あった財布!5万丁度あるやん♪ほなな。ヒゲゴリ!」
元カノらしき借金取りが立ち去ると電車がすぐ着て乗っていった。
灰音の冷たい視線に気づいた勇は
「は、灰音!さっきのは俺を脅迫して金とるのが好きなストーカーなんじゃ!!」
「しらんわそんなの!あんたの言うことなんか信じれんし!!」
「灰音!金かしてくれ!」
「絶対かさん!!」
切符を買いに財布を持って販売機に。
小銭を入れてボタンを押す。切符をとり財布の中をよくみるとカラオケに行く前におろしたはずの4万のうち2万がなくなっているのに気づいた。
「もう2万灰音がトイレいっとるうちにかりちゃった。勝手にかりちゃってめんごです☆」
と てへぺろポーズ。
「はぁ!?ふざけんな!!今すぐかえせや!ウチの金!!!」
「さっきとられてもうないし…」
「むりやりでも金つくれや!」
「今度かえすからもう1万かして!」
「嫌じゃ!あんたの言うことなんか信用できんし!!」
「お願いします!!女王様ー!!女王様ー!私をみすてないでくださいー!!」
と 土下座。
「うるせー!この詐欺師!!」
近くにあった空き缶を勇にぶつけた。
近くにいた駅員に
「どうしました?」
と はなしかけられ。灰音が駅員の方をむいているうちに1万抜き取って逃げた。

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