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ギガキモス青春白書

第5章 ヒゲと不愉快な仲間たち

朝になり勇を置いてフロントへ。
「これ忘れ物です。」
「はい。ではお預かりいたします。」
そのまま駅にむかう。

勇が目覚めたのは9時。
「あれ?灰音は?ケ…ケータイがない!」
部屋中ケータイと灰音を探すがみつからない。
「じゃあもしかして…俺が金払わにゃいけんの?嫌じゃそんなの…!」
と 金を払わず出ていこうとするとドアが開かない。
自動精算機が
「料金をお支払いください。」
と ひたすら言う。
仕方なく5千円払いフロントへ。

「あのー。ケータイの落とし物届いてますか?」
「はい。ありますよ。こちらです。」
「俺の!ありがとうございます!!」

その頃灰音はバス待ち。
勇から電話かかってきた。
「灰音!今どこ?」
「どこって地元の駅ついたからバス待ち。」
「なんで勝手にかえったん!」
「知るか!」
と 電話を切った。
すぐにまた電話がかかってきた。
「灰音もう1回岡山きてや!電車代たりん!」
「しらんわ!歩いて帰りゃ?」
「なんでそんなつめたいん!」
「ウチはおめーなんか嫌いなんじゃ!!よーけこと女おるんじゃけーそいつらに頼めバカ!」
「な、なんのこと?」
「ふざけんな!!汚らしい裸写メばぁ撮りやがって!出張の日あの女とヤったんじゃろ!?おめーの上着写っとったで!!」
「俺は灰音だけが好きなんだ!」
「ウチはおめーなんか嫌いじゃ!」

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