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ギガキモス青春白書

第6章 Endless戦

灰音は勇と別れすぐに年下の彼氏ができたが本気じゃなかったので即別れた。

その後ロブトモで出会ったスキンヘッドの井手楽太郎(39)とつきあいはじめたが妻子持ちということをデート中いきなりバラしてきたのをきっかけに一気に冷め、ただのメル友になることを灰音は望んだ。

しかし楽太郎は聞き入れず、ズルズルと関係はつづいていた。

デート中。
灰音から勇の番号を聞き楽太郎は自分のケータイでかけた。
「もしもし。」
「おい!!ヒゲヅラ!!さっさとワシの女の金返せや!!」
「ちょ…誰ですか!?」
「誰ですかじゃねー!!俺は灰音の男だよ!!」
「灰音…!?(あの女…許さん!!!)」
「15万払えやコラー!!」
「んふふふふ!(ざまーみろヒゲ!)あっははははは!」
「(ムカつく!!ぜってー返さんぞ!!)わかりました。給料が入ったらすぐ返します。」
と 言って切った。

その日の夜。
勇は楽太郎に電話をかけた。
「もしもし。」
「もしもし。昼に電話で話していたものです。」
「あー。ヒゲか。ワシになんの用?」
「(ヒゲって…。)あなた騙されてますよ。椎名灰音に。」
「は?」
「あの女は最低最悪の女です!!俺は灰音から金なんか借りてないのに!あいつが俺から金騙し盗ったんじゃ!15万も騙し盗ったのにまだ俺からむしり盗ろうとしとるし…!」
「何!?」
「あなたも騙し盗られますよ。ウソだと思うなら灰音に聞いてみたら?」
と 平然とウソを言って切った。
呆然と立ちつくす楽太郎。

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