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もしも、君を愛せたならば

第31章 俺の失敗

結局俺は
土日もずっとバイトで
亜矢とは連絡を取らなかった。


亜矢からは何度か着信があったけど
俺はかけ直さなかった。




次の週
俺は午後の授業の後
冬休み中の課題に必要な
資料を探しに図書室へ向かった。


休み前なのか、
人気は無くて
入り口近くのテーブルに
何人か本を読んでる位だった。


俺は、重い本を抱えながら、
さらに図書室の奥に向かう。


最後の一冊を手に取ろうと
手をかけた瞬間
後ろに気配を感じて振り返った。

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