2人の男の攻略法②
第1章 新たな告白
翔は雪の手を引きながら辺りをくまなく探す。
「いた!」
圭達を見つけて雪が駆け寄ろうとすると、翔が止めた。
「雪、待って。ちょっと静かにしてな。」
雪の鼓動は速さを増していた。
「でもっ・・・・」
「いいから。シー」
物陰に潜みながら、雪と翔は圭たちを除き見ると、二人の声が聞こえてきた。
「龍さん、昨日雪になに言ったんですか?」
「何って、別に」
クスッと笑いながら龍は圭を見ると、言葉を続ける。
「ほんとの事言っただけだよ?」
「ほんとの事?」
「雪くんはずるいねって。
翔くんと圭くんの気持ち考えないって。
そう言っただけだよ。」
「そんなの、龍さんに言われる筋合いないんだけど。
俺も翔もそれで納得してる。
雪を喜ばすのも、雪を泣かしていいのも俺らだけ。
余計な事しないでください。」
雪の目からは涙が溢れた。翔が優しくポンポンと頭を撫でる。
「なっ?」
翔は雪を覗きこんで笑った。
「グシッ・・・・・うん・・・・」
龍は何も言わずそのまま去っていった。
ふぅ
圭が一息ついた時に雪と翔は姿を現した。
「おわっ!!ビックリした。」
圭が慌てふためくのがおかしくて、皆で笑った。
「いた!」
圭達を見つけて雪が駆け寄ろうとすると、翔が止めた。
「雪、待って。ちょっと静かにしてな。」
雪の鼓動は速さを増していた。
「でもっ・・・・」
「いいから。シー」
物陰に潜みながら、雪と翔は圭たちを除き見ると、二人の声が聞こえてきた。
「龍さん、昨日雪になに言ったんですか?」
「何って、別に」
クスッと笑いながら龍は圭を見ると、言葉を続ける。
「ほんとの事言っただけだよ?」
「ほんとの事?」
「雪くんはずるいねって。
翔くんと圭くんの気持ち考えないって。
そう言っただけだよ。」
「そんなの、龍さんに言われる筋合いないんだけど。
俺も翔もそれで納得してる。
雪を喜ばすのも、雪を泣かしていいのも俺らだけ。
余計な事しないでください。」
雪の目からは涙が溢れた。翔が優しくポンポンと頭を撫でる。
「なっ?」
翔は雪を覗きこんで笑った。
「グシッ・・・・・うん・・・・」
龍は何も言わずそのまま去っていった。
ふぅ
圭が一息ついた時に雪と翔は姿を現した。
「おわっ!!ビックリした。」
圭が慌てふためくのがおかしくて、皆で笑った。