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2人の男の攻略法②

第1章 新たな告白

「ほら早くいくぞ。」

圭に促され、すぐに準備を整えて撮影スタジオへ向かった。


「よろしくお願いしまーす!」

3人揃って元気よくスタジオに入ると、今日のカメラマンの人が挨拶にやってきた。


「こんにちは。今回撮影担当の龍(リュウ)です!今日はよろしくお願いします!」

深々と頭をさげる龍と名乗る男は、モデル並みの長身と顔で微笑んだ。



「よろしくです!龍さんモデルさんみたいにかっこいいっすね!」


翔が気さくに話しかけると、龍は照れ笑いをしながら謙遜する。




それからすぐに撮影が始まる。


「視線こっちにお願いします!圭君はちょっと斜め向いて!!あっ、いい感じ!」

「ちょっと風いれて、自然な感じちょうだい!雪君二人の肩に手かけて!」


パシャ

パシャ


龍は真剣な表情でシャッターをきりつづける。


30分ほどして休憩にはいる。

「皆すごく良かったよ!次は個別に撮っていくから、1人ずつ別室に来てね。それぞれのイメージにあった部屋の作りにしてみたから!」


そういうと龍は先に別室に移動していった。


「龍さん、のせるのうまいよなぁ!なんか写真出来上がるのちょー楽しみ!」

翔はとても楽しそうにはしゃいでいる。




「衣装チェンジしますんでこちらにお願いします!」


それぞれ衣装も違うらしく、なんだかワクワクする。

翔はスーツ。
圭はタキシード。
僕は浴衣。



なんで僕だけ?
僕もかっこいいの着たかった・・・・



翔が一番に撮影して、そのあとに圭。最後に雪の順番になった。


「雪君はこっちね。」

通された部屋は和室。

薄暗く赤っぽい照明がついた部屋。



「あれ?2人きりなんですか?」


「そうだよ。スタッフが入ると気が散るから嫌なんだ。翔君と圭君の時も2人きりだったけど、なんか問題ある?」


「あっ、いえ!全然大丈夫です!お願いします!」


龍さんって仕事熱心なんだなぁ・・・・
なんて事を思いながら撮影がはじまるのを待っていた。


「ひゃっ!」

ふいに何かがお尻を撫でた。

それは細く長い龍の手だった。


「なっ、なんですか?!」
驚きを隠せず挙動不審な雪。


「なんで下着はいてるの?」


「はっ?」


「下着のラインがうつるから、今すぐ脱いで。」


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