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2人の男の攻略法②

第3章 歪んだ愛情



何度も、何度も・・・
男は飽きるまで雪を抱いた。


何度も貫かれ、白濁を流し込まれた。




何時間たったのか・・
そんなことさえわからない位、長い時間だった。


男はよくやく満足したのか、
雪の腕を拘束していたロープを外すと、顔を近付け、唇をむさぼる様に奪う。


男の舌が雪の舌を絡めとり、ねっとりとした唾液を流し込まれる。

唇を存分に堪能した男は
そのまま玄関へと向かう。



男は最後に一度振り向くと、
『またね。』と言って何事もなかったかの様に出ていった。











男が消えて雪は一人放心状態に陥っていた。
身体を投げ出したままの格好で、何も考えられないほどだったのだ。



ふと自分が泣いていることに気づくと、今までの出来事が頭の中によみがえる。

と同時に雪はベッドの上で嘔吐を繰り返した。



嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!!!!!

汚い・・・

キタナイ、キタナイ!



「あああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!」


大声で泣き叫んだ。



自分の身体が汚くてたまらない気がした。



「洗わなきゃ・・・」


すぐにバスルームに向かうと全身をくまなく洗い流す。

男の手の感触が、
舌の感触が、
声が、
息遣いが・・・・

すべてがリアルに残っている気がして、何度も何度もスポンジを擦り付ける。


「気持ち悪い・・・もっと・・
綺麗に・・・洗わなきゃ・・
ウッ・・・クッ・・・・
うぅぅ・・・汚い、汚い!」



涙はとめどなく溢れる。


何度もスポンジを擦りつけたせいで雪の全身は赤く染まる。


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