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ここで戻ったら変に思われるよな。


くそっ、もう行くしか･･･


「誰か居るの？」


女の子はさっきよりも大きな声で尋ね


てきた。


よし、行くぞ。


俺は病室のドアを勢いよく開けた。


入って良いか聞く前に入ってしまっ


た


･･･のがいけなかった。


───ガラッ───


「ふぇっ！？」


少女はとても驚いていた。


俺は始め、知らない男が入ってきたか


ら驚いているのだろうと思っていた。


　しかし、違った。


おそらく、それもあるのだろうけれ


ど、少女が驚いていたのは別の理由


だった。


俺は彼女をよく観察してみた。


綺麗な白い肌


長くて、そのままでもシャンプーのCM


に出れそうな程ツヤのある髪


整った顔立ち。


俺は視線を下にさげ、少女が驚いた(？)


理由をしった。


綺麗な細い腕


少し膨らんだ胸


それを包む薄い布


　そう、彼女は着替え中だったのだ。


俺は自分の顔が青ざめていくのを感じ


た。


俺と少女の関係はおわった、そう思っ


た。