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恋愛ごっこ

第2章 恋人ごっこ

そんで、結局お金を払ってくれると


言った奴が来るまで、俺は優羽と口が


きけなかった。


──コンコン──


静かな病室にそんな音が響いた。


その音に、俺の身体に緊張がはしる。


これで失敗したら優羽の治療費は手に


入らない。


「入るわよ。」


女の人の高い声が聞こえた。

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