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パパはかわら版

第5章 パパはかわら版D

良江「ええ、お父さんのことよろしくお願いしますね。私達、勉強が忙しくてなかなか、家のことができないんですよ。ちょうど、家のことをやってくれる人が欲しかったんです。いい人が見つかったっていっていたから、おばさんのことでしょう」
橋龍「お前、なんて失礼なこと言うんだ」
良江「誰が一番失礼なのかは考えてくださいね」
捨てぜりふを残して3人は、帰っていった。
礼子「あの人たちはいったい誰なんですか。橋龍さんのことをお父さんっていってませんでしたか」
橋龍「いやあ、そういった。あの子らは親戚の子だよ。冗談でも言ったつもりなんだろう。つまらないことをいって、、しょうがない」
礼子「そうですか。橋龍さんには、あれぐらいの子がいてもおかしくありませんからね、ほんとうなのかと真に受けてしまいました」
橋龍「それは酷い誤解だな。そんなことあるはずないじゃないか」
礼子は、良江と初江に睨まれていたのを考えると、やはり何かあるのだろうなとは思っただろう。なんで、あの子たちが、自分を睨んでいたのかをしばらく考えていた。

夜になって、橋龍は帰ってきた。もちろん、3人のことはかなり怒っていた。

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