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パパはかわら版

第7章 パパはかわら版 F

時枝「やっと、これで家に帰れるわね」
幸江「本当、今日はありがとうございました」
初江「ありがとうございました」
良江「ありがとうございました」
時枝「どういたしまして。楽しかった」
幸江「はい。きてよかったです」
時枝「そう」
勇一「それはよかった。どうだった、勇作は」
勇作「まあまあだったよ。しかし、今日は疲れたな」
時枝「なにいってんのよ。それはこっちがいいたいわよ」
勇一「まあまあ、いいじゃないですか。しかし、見てください。あの夕日、凄い綺麗ですね」
初江「うわあ、ほんとうだ」
幸江「うん」
良江「凄いですね」
勇一「船の上からなんか、なかなかみれませんからね、これはいい思い出になりますよ」
時枝「そうね」
勇一「それでも、夕日というのは、綺麗ですが、寂しい感じもしますね」
幸江「ええ、そうですか。私は寂しいなんて思いません」
初江「うん、私も」
良江「本当に綺麗ですね」
3人は、沈むまでずっと、夕日を見ていた。潮と川の流れに揺られながら進んでいく船の上で。
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