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パパはかわら版

第6章  パパはかわら版E

礼子「、、、はい。そんなことは」
橋龍「もういいだろう、その話は。なんだったら、どうだい君も、ときどきは日が出てるときに、外を歩かないと」
祐子「あんたはほんとう、しょうもないね。礼子ちゃんもこんなのとは、もう会わない方がいいよ」
橋龍「なんだ急に」
祐子「飲み屋の女中相手だったら、なにをしてもいいなんていう瓦版は信用はできないって話よ」
橋龍「なんの話をしてるんだよ」
祐子「自分の人生を省みるべきなのは、私じゃないんじゃないですか」
橋龍「本当、君は分からないね」
祐子「そうかもしれませんね。私には橋龍さんが分かりませんよ」
橋龍「まあ、いいや、説教なんかしようとしていた私が間違っていた。好きなだけ飲みなさいよ。礼子ちゃんも」
祐子「まあ、橋龍さんが謝るんだったら、気兼ねなくいただきましょう」
橋龍「私は謝ったのかね。まあ、それでうまく収まるんだったらそういうことにしとくよ」

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