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狼彼氏!?

第14章 クリスマス

『…こ………琥?』


「早く逃げろ…チサ…はやっ「うるせーんだよ!!!!!!」


琥の声が途中で途切れ、鈍い音と共に誰かの声がした


「おい、そいつにも嶋津の面見してやれ」


そう言われ私の目は、自由になった


けど待っていたのは、無残な光景だった


『琥!!!!!』


目の前に血だらけで倒れている琥


視界が見えなくなるほどの大粒の涙が溢れ出た


「チサ………逃げろ」


あんなに血だらけなのにまだ私に逃げろって…


「だからうるせーっつてんだよ!!!!!!」


「ぐぁ!!…」


『やめて!!!!!!!』


金髪の男は、思い切り琥のお腹を蹴り上げた


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