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狼彼氏!?

第1章 嵐のような

「おい!おっさんっ!!」


誰かの怒鳴り声


その声と同時に、私の太ももに触れていた手がさっと離れた。


誰かが助けてくれた。


でも人が多くて誰が助けてくれたのか分からない。


「てめぇ今何してたんだよっ!」

「ひぃ!」

助けてくれた人と、痴漢していた人だろうか。


「おっさんよー、俺何してたか聞いてんだけど」

「ひぇ!!ごめんなさーい」


駅に付きドアが開くと人混みに紛れ逃げてしまった痴漢男。


「にゃろー!!逃げやがって!!」


私の前に背の高い男の人が立ち怒鳴った。


あ、同じ制服。


どうやら助けてくれたのは、同じ学校の生徒だった。


しかし私は、このあと…


痴漢に触られた時くらいの恐怖に襲われた。




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