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Halloween ー影なる聖夜ー

第2章 出会い



「っと、6時か。これ返してこなきゃな」



 今一よく分からなかったが、この少女が俺に何か用事があるのだろうと言うのだけは何となく理解できた。



「ごめん。少しやることがあるから、2、3分ここで待ってて。すぐに戻ってくるから」


 一応そう言ってから、彼女の反応を待たずに走り出した。

 背中で少女の『早くね~!』と言う声を聞きながら足を前に出す。

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