従兄弟は人造人間!?
第3章 新たな肉体となって…
ティア「春くんの本来の目的は心臓移植手術ではなくて、金属生命体との完全融合が目的だったの」
俺「…?」
金属生命体?
というとあのドラ○エに出てくる脅威の素早さを兼ね備えており、そして何より伝説の剣を持ってしても容易にその肉体に傷をつけるのは難しいという奴と同じだな?
……ん?融合だと?
俺はふとその言葉が頭に引っかかった。
そして、もしやと思い自分の体を見る。
御門「実験は大成功よ」
ウネウネウネ…
俺「何じゃこりゃー!?」
俺の体には事故当時になくなってしまっていた手足の部分に銀色の光沢をしたものが生えていた。
というか、その付け根と思われる部分から身体本体への侵食がされていた。
ティアさん曰わく、痒みが生じるけど何の問題も無いらしい。
そうしている間に侵食は僅か数分のうちに首もとまでになっていた。
そして、とうとう頭の先まで全て(髪の毛は白)が銀色に染まってしまった。
顔が侵食されているときは非常に痒かった。
思わず痒みを取ろうと手を顔の前に持って来ると、指先が尖っていて肉が抉られる程の凶器になっていた。
俺「えっと…( ・_・;)」
御門「それはトランスといって身体を自由自在に変形出来るものよ。気に入ったかしら?」
俺は自由自在に変形出来るというので試しに右手を刃渡り40㎝程のナイフにしてみた。
シャキン
俺「おぉ(^^)すげーよ!!」
他にも色んなのに変えてみようと思った所で御門さんに止められてしまった。
理由は現在俺の入っているカプセルのようなケースが破損したら困るからだそうだ。
ついでに言うとティアさんはついさっき「他にようがあるから…」と言い残して帰ってしまった。
その時に何やらワープホールのようなものに入っていくのをみた時にようやく俺は宇宙人の存在を認めた。
今は御門さんと二人きりなのだが御門さんは何やらカプセルのケースの隣に立っている。
御門「今頃信じる何て酷いわね」
カチッ
御門さんは一言そう言ってカプセル内の液体を抜いてくれた。