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従兄弟は人造人間!?

第2章 死の淵からの生還


俺は左腕を器用使って布団を捲る。

その時、確かに手首までは布団の手応えがあるのにその先からの感触がない。

そして、ようやく自分の身体状態を拝見する。

……マジか。

ホントに無いぞ!?それとこの胸の機械は何だ?

腕と下半身が無いのは聞いていたが、機械については初耳だ。

俺は左腕をゆっくりと機械に近づける。

すると、「それはあなたの心臓の役割をしているピースメーカーよ。触って誤差が生じたらヤバいかもね」と腕と機械が接触するわずか2㎝手前だった。

俺「あっぶねぇー!そういうの早く言えよ!!」

御門「ふふふ♡」

あ、悪女だ!!この人!

俺「どうやって俺を?」

御門「春くんを助けたのにはほんの偶然。買い物帰りに偶々野次馬を見つけてね」

俺「あれ?どうして俺の名前を?」

御門さんはスカートの右ポケットに手を入れて中から手帳を取り出した。

それを俺の目の前に持ってる。

そこには、俺の通う中学校名と俺の名前、その他の個人情報が書かれている。

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