テキストサイズ

鳴宮くんは悪い子‼

第2章 屋上で。



午前中は、いつもどおりだった。
昼休みが始まり、私は売店へ。


「あれぇ、えみ。美樹は?」

隣のクラスの真里が、大量のパンを抱えている。
あんぱん、カレーパン、焼きソバパン、クリームパン…
すごいなぁ…

「なんか、委員会だって。だから今日は1人で昼食ー」

「うちのクラス来る?」

「いや、いいよ。ありがとう」

そう言って、生ハムサーモンクリームパンを手に取り、340円払って屋上に行った。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ