鳴宮くんは悪い子‼
第8章 陸と鳴宮と眼鏡くん
美樹が仁王立ちで、私の目の前に…いる。
「な、何?美樹」
美樹は眉毛を中央に寄せ、低く声を絞った。
「あんたさ、鳴宮と友達?」
げ。そんなことバレた暁には、クラスいや、同学年の女の子たちに追いかけ回される。
あの、イケメンヤンキーで有名な奴について。
「え、いやぁ…」
「…隠し事?」
そ、そんなわけないじゃん!!!!
美樹は大親友だし、隠し事なんかしない!!
だけど……
「もし、鳴宮との関係知っても、黙ってて?」
美樹はきょとんとして、
「あんたの嫌がることはしないよ」
とあっさり発言。