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~僕から君へ~

第2章 ~過去の記憶からの~

体育が終わった。
俺は急いで瑞穂の下へ行く。
すると、保健室には人盛りができていた。
「大丈夫ですか?お見舞いのお花です。俺も受け取って下さい。俺も!俺も!」
瑞穂の人気を改めて痛感した。
「あっ!夏斗!」と瑞穂。
「お、おう!」
男子の視線が一気に俺に向けられる。
「他の人は帰りなさい。」と先生。
「はーい。お大事に瑞穂ちゃん。元気になってね!」
「やっと男子達いなくなったー!もう大変だったんだよ夏斗ー!」
「ごめんごめん」
「あっ、そうだ!一つだけお願いしていい?」
「なんとでもいってくれ!」
「今日、一緒に帰ってくれない?」
「小学生の時みたいなさ…。」

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