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~僕から君へ~

第2章 ~過去の記憶からの~

どうしよう?
なんていえばいいんだろう?
とりあえず…
「瑞穂。ほんとうにごめん。」
「気にしないで。私も見てないのが悪かったから。」
俺の中の緊張感がいっきに消えた。
「ねぇ夏斗。そういえば…過去にもこんな事あったよね!」と瑞穂が言う。
「そうだったっけ?」
「そうだよ!小5くらいの時に。」
「そういえば、あったような…。」
「でしょ!あれ以来全然、夏斗喋ってくれないんだもん!」
「いや、それは…。」

ガラガラガラ

タイミングが悪すぎる。
マンガでありそうなくらいすごいタイミング
先生が保冷剤を持ってきてくれた。
「ありがとうございます!」
「まだしばらく休んでいきなさい」
「はーい」
「夏斗!あなたは授業へ戻りなさい!」と先生
「分かりました」
「じゃあ授業終わったら戻ってきます」
「じゃあね瑞穂!」
「バイバイ夏斗!」
そういって俺は保健室から出て行った。

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