見える。
第6章 異変。
「わぁ、きれい…」
おばちゃんの家は、いつみてもきれいだ。おばちゃんが綺麗好きという事もあると思うが、なんか、こう、上品というか…。
「フフッ最近来てなかったものね。部活が忙しいのかしら?」
「え、ぁ…はいまぁ…(笑)」
おばちゃんは、どうやら私が交通事故にあったことを知らないようだ。
まぁ、母と父が極秘にしてたし、一部の人が知っていたとしても、おばちゃんは、そういう噂に全く興味を示さない。
私は、おばちゃんのそういう所も好きだった。
上品なのに、サバサバしてて。
クラスに一人欲しい感じの、女性だ。