テキストサイズ

土曜日の逢瀬

第4章 3年前の話

「陸くん独り暮らしなんだね。」

陸の家に着いて気がついた。


「そやで~。
じゃなきゃ家になんて
呼ばへんもん。笑」

(まぁ、そっか(´-ω-`)


陸の家は男の子の典型的な
独り暮らしって感じのワンルーム。


ロフト付きなのに
なぜか部屋にベッド。

不思議に思って聞いたら…

「俺、背高いから
頭ぶつかるんやもん。
あとあの圧迫感がダメ。」

(なるほど。笑)


「まぁ、適当に座って?
ビールしかないんやけどええ?」

「あぁ、なんでも( ´ ▽ ` )ノ」


合コンでそんなに
飲まなかったからまだ酔ってない。


好奇心旺盛だった
高校生の時とは違う。

どうやったら強くなれるのかと、
毎日飲んでみたりしたけど
無駄な努力だった。笑

私がお酒に弱いのは遺伝だ。

自分が弱いのも自覚して、
大人になってお酒の飲み方も覚えた。


…はずだった。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ