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土曜日の逢瀬

第4章 3年前の話

宅飲みがいけない…

外で飲んでいる時は
それなりに気を張ってるから、
気を付けて飲んでいれば
深酔いはしない。


缶ビール1本飲んだだけなのに。

正しくはまだ半分ぐらい
しか飲んでないが…

(熱い…やばっ。酔った。)


陸も酔っ払ってきたのか
合コンの時より、
テンションが上がって陽気だ。


「美佳ちゃんどしたん?顔真っ赤。」


「う~ん。眠い。。。」


ベッドに寄りかかって目を閉じる。

(あぁ、このまま寝られたら幸せ…)

そんなこと考えてたら、


「…ちゅ。んっ…くちゅ。っっはぁ…」

突然、陸にキスされた。


しかも深いヤツ。


(苦しっ。でも嫌じゃない。)


一瞬、修二の事を思い出していた。



「美佳ちゃんヤバいって。
可愛すぎやろ?」


陸の声で我に返る。


「もう、終電ないし
泊っていったらええやん。」


陸はそういうと私を抱きしめて
そのままベッドに倒れこんだ。


いつのまにか部屋の
照明は落とされていて…


(流されちゃう。
けど、まぁいいかな?)


酔った私の思考は細かいこと
考えるのを拒否する。

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