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二度目の恋

第2章 臆病な自分と、優しい彼と

…そういえば、夜遅くにかおるさんがウチにくるなんて珍しいな。


「ね、野瀬ちゃん。一つ聞いていい?」

かなみが淹れたミントティーを一口飲んで、かおるが話し出した。


「…さっき、お店で友達からメールが来たって言ってたけど、本当はマル君からでしょ?」


「…はい。宮崎さんにバレるとややこしくなるかと思って…」


やっぱり、気付かれた。とっさにごまかしたつもりだったのに…


「…宮崎さんに分かるとネタにされちゃうもんね…
わざわざ彼氏持ちってことを公言する事もないし…」


…一体、かおるは何が言いたいんだろう?


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