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二度目の恋

第2章 臆病な自分と、優しい彼と

再び沈黙が流れた後、かおるが問いかけた。


「…やっぱり、まだ引っかかる?」


「…」


かなみは答えにつまる。
真っ直ぐかおるを見ることが出来なくて、すっかり冷めてしまったミントティーをじっと見ていた。

引っかかる…。


何が引っかかるんだろう?


「お前、自分が本命だと思ったの?」


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